天気は良いしかし体がだるいなんかしんどい。なので撮影に出る代わりにレタッチを済ませてしまおう。

2013.11.16 世田谷区八幡山 
ベッサT ズミルックス50㎜/1.4 UV-SL39 フジ・スペリア200
イメージ 1
これは上手い事ノートリミングで済みました。
とはいえフィルムキャリアーで少し周囲が削られてますが。
この50㎜外付けファインダー、1m以下用の近接タイプなのを無理矢理だまくらかして使っているので、
あまり離れるとフレーミングが怪しくなります。これくらいの撮影距離なら良い感じに決まります。
データ同じ
イメージ 2なので全身画は
トリミングしてあります

その結果
85㎜位の中望遠みたいな
感じになります






























ビオゴン35㎜/2ZM UV-SL39
イメージ 3これはジュピター12・35/2.8の
オマケで付いていた
ソ連製ファインダーを
使ったのですが、
やっぱり撮影距離が近いと
どうしてもパララックスが
解消されないので
偏った位置に被写体が
写ります。

3m以下の場合
自分でその分ずらして
フレーミングしないと
なりません

ライカM3以降の
自動パララックス補正機構は
大したものです。
しかし
その分複雑になって
値段も修理代も
高価くなります

慣れるしかないです












データ上に同じ
イメージ 4
三脚立てての自分撮りだときっちりフレーミング出来ず、トリミング必須なので
そんなに問題ないのですが、切り捨てる分が少ない事に越した事はありません。
それにしてもこのビオゴン35/2ZM、ズミルックスよりも若干色が派手な出る感じがします。
設計に30年以上も差があればそりゃね。
ズミルックス50
たしかに古めのレンズの方がイメージ 6
全般的に丸みのある
写りをします。

次はカールツァイス・ソ連たる
ジュピター8・50/2と
ジュピター12・35/2.8で
やってみようか
ともに戦前のツァイスの技術を
戦利品として使い、
そのまま作った上、
単層とはいえ
コーティングしてあります。

余程のハズレ品でなければ
結構良い写りをします。
まぁもともと1930年代の設計
そのままのうえ
手磨き手組み立てなので
現代のクッキリカリカリ
シャープなのが基準とは
違う世界のものです。

新聞紙や光る街燈を撮って
解像がコントラストが
パープルフリンジが
とか言う人の撮った写真で
「うおっ、凄ぇ!」と思った事が
無いですね。
そういう人に限って
「シグマは使えん」とか
「ソ連製など話にならん」とか
豪語するんただよなぁ・・・



ビオゴン35
イメージ 5
ほんとなんかね、
写真やってるというかカメラやってる男、特に初老のオヤジは嫉妬深い輩が多くて嫌になりますね。
この手の世代は良い人とダメな人との差が激しすぎますな。
ズミルックス50
イメージ 7背中はこんな感じです



































ズミルックス50
イメージ 8しかし、目で見た
そのまま現物の赤色が
出ないものです

コニカセンチュリアの方が
断然発色は自然でした。
富士はネガにしろポジにしろ
いかにも大多数の日本人に
受けそうな味付けを
最初からされている感じです。

コニカが無くなった以上は
やっぱりコダックかなぁ。

今のコダックは何時潰れるか
分からないのが不安です。
イルフォードみたいに
モノクロオンリーのとこなら
趣味製品に特化して
強烈な値上げで生き残る事が
出来るのですが。

それにしても
イルフォードの100フィート、
2倍の値上げは酷い。

FP4がT-MAX100より高価い。
足元見過ぎですわ。









この回の撮影は本来なら銀座、若しくは都庁前でやろうかと思ってましたが
途中で重大な忘れ物に気付きました。

これです
イメージ 9
距離計カメラが一般人の実用品から趣味人の娯楽品になってから
この手のカメラで記念の集合写真ということが無くなったのと、
セルフが無い方がプロっぽくてカッコいいという中二病のような考えからか
ライカM4-2からセルフタイマーを内蔵しないのが主流になっています。

今回使用のベッサTも娯楽品の類なので付いてません。
なのでこういう昔ながらの外付けセルフタイマーが必要となります。

これが実用品だった頃は安くカメラを売るためにセルフはおろか
スローシャッターや500や1000の高速シャッター、シンクロ接点を省略した廉価版が良くありました。
まぁキヤノネットが大ヒットする頃までは一般人のカメラといえば
4畳半メーカー製のそういった機能の無い廉価型の2眼レフや目測ピントの蛇腹カメラでしたからね。
ニコンSPが大卒初任給1年分、Fなら半年分の時代です。

このタイマー、オークションで\500で買えて助かりました。
バネが手が痛くなるほど元気で、ミシンオイルを差して良い調子です。
この前にも1つ買ったのですが、歯車の材質が悪くバネに負け、数回使ったら歯を舐めてしまってゴミです。
こういう古物は頑丈な物は信じられないくらい頑丈ですが、粗悪品やハズレ品はアッサリ壊れますね。

このタイマーは15秒まであるうえ途中キャンセル、リセットできるので
1度起動したらレリーズするしかない内蔵のものよりも便利だったりします。

軸にテープが巻いてあるのは故障ではなく、ストローク調整がずれない様にする為です。
カメラによってレリーズするためのレリーズストロークがまちまちなので
調整のため可変式になっています、別にストッパーがあるわけでなく緩むので対策が必要な訳です。

これを忘れたために近所で撮る事となりました。
日が長ければ再出発しても良いのですが、着いても3時前になる。
今の季節は3時を回ると、つるべ落としなので辛いです。