さて、そういう訳で始めた女装コスプレ自己撮影ですが、自宅撮りでは味が無いし、スタジオを借りる金も無し。
なので外で撮る事にします。

2011.4.8 下北沢
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ニコンF2アイレベル ディスタゴン35/2ZF PO0フィルター 400TX D76 1:1 20℃10分

可愛い女の子に色んな格好をさせて街中で写真を撮る事は、ありきたりで新たなものではありません。
しかしこういう事ならば話は別です。

この頃は36撮りフィルム1本撮って、よさげな1枚があるかないかという感じでした。
それでも撮り続けたのは、初めの自宅撮りの出来栄えに見惚れたせいであります。
「あれは奇跡ではない、必ずあれと同等かそれ以上のものが撮れる」と。

2011.4.17 銀座
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ニコンS3-2000 SCスコパー21/4 PO0フィルター イルフォードFP4プラス(EI200) D76 1:1 20℃15分

とにかく「当たり」写真は辛うじて撮れる様なので河岸を変えて銀座です。
そりゃいきなり銀座ですから色々と思う所もありましたが、怯えていては何も始まりません。
秋葉原よりも上品で風通し良く、案ずるよりは産むが易しでした。

この日5本撮ったのに現在の目で見て「当たり」はこれだけです。
今の方が始めた頃よりも歳を食っているのに「当たり」が多いのですから不思議なものです。

2011.4.30 秋葉原(万世橋)
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ペンタックスSL スーパータクマー35/3.5 PO0フィルター イルフォードデルタ100(EI200) D76 1:1 20℃13分

曇りだったので万世橋です。
ここは晴れていると日陰が無く順光になるので曇りの日を狙っていました。

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データ同じ

今見返すとこの日は4本撮っています。徐々に「当たり」が出て来てるようです。

それにしてもこのペンタックスSLは使いにくい。
露出計が付いてないのは使わないので却って有り難い位なのですが、
焦点板が水平スプリットでなくマイクロプリズムなので
置きピンで敷石の継ぎ目や壁の角でピントを決めるのがとてもやりにくい。
なのでM42マウントレンズを使うときには、T70かF1にアダプターを噛まして使う方がやり易いです。

2011.5.5 生田緑地(スハ42)
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ベッサT ウルトロン28/1.9 PO0フィルター イルフォードHP5プラス D76 1:1 24℃ 11分

とにかく撮らなくては「当たり」が出ない。
このロットからなぜか急に「当たり」がそれなりに出るようになります。

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データ同じ

出来の悪さに閉口して絶望しつつも、初めは数をこなさないと良い物は出来ないようです。
やり方は文章化できても、慣れと勘とコツは、やりながら身に付けるしか無いようです。

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ベッサT ビオゴン35/2ZM PO0フィルター デルタ100(EI200) D76 1:1 24℃ 11分

上手く撮れる様になると実に面白い。
この始めたばかりの頃はこれ1着しか手持ちが無くてもそこそこ楽しめましたが、
やはり飽きてくるので別のも欲しくなります。
その写真はまた後日の載せる事とします。

しかしこの服の出来の悪さには参りました。
初めてだったので買うときに興奮して良く調べずにクリックしたのが大間違い。
良く画像を見れば付属品(付け襟)は足りないし、細部の形が違う。
届いてみれば辛うじて「水銀燈」なものの細部は手抜きだらけ。
なので付け襟は自作してダメな部分は自分で手直ししました。
良く調べればもっと出来の良いものが同じ価格帯であったものを。

以前載せた「水銀燈」の写真は我慢できずに、まともな出来の物に買い直したものです。

それでも「やる」と決めて一線を越える行動を取ったのが
完璧な成果を想定して「無理だ」とやめるよりは余程建設的なので良しとします。

ほんと、今より若いのに何で不細工なんだろう・・・不思議です。