少し懐が暖かかったので、演奏会に行ってみた。
2015.12.31 横浜・みなとみらいホール
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なにか良さげな演目は無いかと、「音楽の友」の演奏会案内を図書館でめくっていると、
濃厚で、おあつらえ向きのが見つかった。
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モルゴーア・カルテット、ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全曲演奏会
1番から15番までは流石にしんどいし、15番を聴きながら年越しになるのは濃すぎる。
初詣関連で鉄道が終夜運転とはいえ、本数も接続も悪く、帰るのが一苦労。
せめて東京芸術劇場か墨田でやるなら自転車で帰れるので聴いたのだが。
そんな訳で、私としても好きな6~10番、なんといっても8番の入ってる美味しい第2部のみを聴く事にした。

遅刻するよりは、待つほうが良いので、小一時間、時間がある。
少し行けば臨海公園なので行って撮らない手は無い。
バッパとやっつけ仕事でいいから撮ってこよう、折角来たのだし。

みなとみらい・臨海公園
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海風があるので髪を押さえてないと顔に掛かる。
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時間が無いので
気持ちの上でも
ポーズを練る時間が無い。
































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今回は余裕が無いので似たようなポーズばかりになる。
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ここは10何年か前に
コスプレ撮影会で
来た覚えがある。

そこで撮った写真、
ライカM3と
ファーストズミクロンで
モノクロ詰めて手現手焼きで
朝カメに出して入選だった。

被写体は非常に強いのだから
撮り手の了見が全てだ。
























イメージ 7ここは良い場所だ、絵になる。
他人の為でなく、
自分を撮る為に
改めて来る事にしようか。

































イメージ 8携帯電話に仕掛けた
タイマーが鳴った。

切り上げて行く事にする。

会場の係員の
戸惑いが面白い。

こういう容姿の者は
曲が始まると同時に
立ち上がって光棒とか
タオル振り回して踊るような
そんなのには居るのだろうが、
演奏会。それもタコの弦四。

隣の大ホールでやってた
第9ならともかくなのだろう。
「よーしパパ、年末は
第9に連れてっちゃうぞ♪」
という物見遊山の
トーシロうようよ。

上階の小ホールには
そんな志の低いヤカラは
居なかった。

しかし、女性が
ソコソコ居たのは意外だった。

タコの弦四なんて神経質な
ガチヲタしか聴かないと
個人的に思っていたわけで。
女と言ってもキャバ嬢風でなく
図書館司書か学芸員
みたいな感じであったが。


6、7は暖機運転、8から本気出すという風で、8以降が熱も油も良く回った熱演であった。
日本のトップクラスのソリストの集まりとは言え、この録音は越えられなかったようだ。
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ボロディン弦楽四重奏団・ショスタコーヴィチ弦楽四重奏全集。
この録音にはライヴ録音も混じっている。
完璧を求むならこの録音を聴いてれば良いのだが、生音で聴けると言うのは物凄い魅力だ。

演奏会が終わり、帰る事にする。背景も良いので駅前で撮る。
関内駅前
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これで2015の撮り納め。今更ながら。