ノン・ダックレイの写真と動画

コスプレ系女装外出の自撮り写真と動画が主体のブログです。 そういうものが、苦手、嫌いな方はご覧にならないでさい。 不快感を催しても当方は何も手当を致しません。ご了承ください。

2013年09月

過去に複数の銘柄のポジや機材で撮ったのが有りますので、テストがてら載せてみる事にします。

2002.3.10 キヤノンAE-1 NewFD50/1.4 コダクローム25
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初めて使ったポジがこのコダクローム25でした。
ベルビアの人気に押され、製造中止在庫処分で捨て値で買えたもので。
低感度だけあって実に滑らかで細かいです。
これ以後もたまに気分転換にコダクロームで撮ったりもしています。
上手く保管すればこの先50年以上は色褪せないでしょう。
戦前撮影のコダクロームが現在でもちゃんと発色しているので証明されています。
しかし、スキャンすると微妙な諧調や、透過原稿独特の鮮やかさが再現されないのは惜しいです。

2002.6.2 キヤノンAE1 NewFD50/1.4 エクタクローム64
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私にとってこのエクタクローム64が1番好みでした。柔らかい諧調でコダック特有の温調系の発色が好みでした。
しかし粒状性では感度の上のプロビアな負けていたのが惜しい。設計が古いせいなので仕方ないです。
同じ感度64なら、丈夫で長持ちのコダクロームをついつい使ってしまいがちで、
もっとエクタクローム64で撮っておけば良かったです。

2002.7.21 ニコンFアイレベル Ai50/1.2S プロビア100F
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原版はアンバーフィルターで温調過ぎるので色調補正で抜いてあります。
しかし、雑草の照り返しによる緑は抜け切れない。
これ以上はもっといい現像ソフトが必要かもしれませんが、この程度ならまァ良いでしょう。
AEはおろか露出計すら付いてないカメラなので、単体露出計で測って撮っています。
そういう手順を踏んで上手く撮れれば実力が身に付きます。

2004.12.30 コンタックスRTSⅢ ディスタゴン28/2.8 ダイナHG100
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スキャンすると温調が強調されるようです。
色調補正で抜いてますが原版だと良い感じなのです。

2005.3 ライカM3 ズミルックス50/1.4(2nd) コダクローム64
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このコダクロームというものはレンズを選びます。
Ai50/1.2Sで飛ばし気味に撮るとなぜか緑が被って困ったものでした。
FDレンズやツァイス、そしてこのズミルックスだとそんな事は無く、良い色で撮れました。
どうもこの頃のニコンレンズはフィルムや光の相性が良くないと良い色が出ないようです。
昔のニコンレンズはモノクロ向きと言われるのも分かる気がします。

2005.7.3 ライカM4-P ズミルックス50/1.4(2nd) センシアⅢ
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まったく温調を抜くのに苦労する。
そもそもスキャンするためでなくポジ単体で完結させるためにやったので仕方ない事です。
やっぱりプロビアと比べると何か柔らかいかな?と言う気がしないでもないですが、
誤差の範囲と言えばそうかもしれません。
光の具合と使用レンズ、現像所によって微妙に変わりますから。

2005.8.14 コンタックスRTSⅡディスタゴン35/2.8 コダクローム200 
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コダクローム200は癖の強いフィルムで強いマゼンタ被りがある場合が多かったです。
このポジもスキャンしたままだと赤すぎるので赤が色褪せない程度に補正してますが、これが限界です。
うろ覚えですがこの時はUVフィルターで撮っていたように思います。

しかしRTSⅡはⅢより使いやすかったです。
小さく軽く、なんといってもファインダーが大きくピントの歩留まりが高かったです。
しかし、壊れたら修理できるところが何処も無く製造元の京セラでも直せないので、壊れる前に売却しました。
駒の間隔が狭まったり離れたりで、いつ給送不良を起こすか気が気で無かったです。

で、こちらはネガで撮った分です
2011.8.13? ニコンF2アイレベル? ディスタゴンZF? コニカ センチュリア200
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なんかネガからデータを起こした方が自然でふんわり柔らか良い感じに仕上がる。
デジに比べれば粒状感があるものの、この諧調の滑らかさはネガカラーの独壇場です。

撮影データ上に同じ
イメージ 8
マゼンタ被りが強かったので少し緑に転ばせましたが、やや強すぎたかも知れません。
ネガの欠点はそのままでは画像内容を確認しづらいのと、画像の耐久性がポジに劣るところであります。
でもカラーフィルムなので撮れば撮るほど金がかかるので、
そんなに本数は撮らないので36撮りを1、2本スキャナに通すだけで済みそうです。

実際カラーフィルムで自分撮りしてみると、デジやモノクロよりも丁寧慎重に撮るので、
36撮り1本せいぜい頑張って2本と言ったところです。撮りきる頃にはすっかり日も暮れて終了です。
ネガが退色したとしても、とりあえずスキャンしたデータがあるのでマァいいかと思えない事も無い。

撮影データ上に同じ
イメージ 12
このコニカセンチュリア200と言うフィルム、柔らかく、クリアーな感じがして実に良い。
無くなってしまったのが惜しまれます。

撮影データ上に同じ 
イメージ 9
こういったクールなイメージのキャラの場合は、
コントラストが高く、色が濃くスキャンされるポジの方が良いのかもしれません。
でもこれはこれで良い感じです。

そこでノイズリダクションの前にアンシャープでエッジを立たせて見ました。
イメージ 10
実に鮮明な感じです。
ですが、このサイズなら良い感じなのですが、アンシャープをノイズリダクションの前に行ったので、
ピクセル等倍だとモスキートノイズが確認されます。
別に写真はルーペで粒子観察する方が例外でそれなりに距離をとって見るものなので
問題ないといえば問題ないです。
それを言ってしまえばフィルム写真は銀粒子の点描であり、デジタルはミクロのモザイク画です。

とにかく明日明後日辺りには現像済みのフィルムを取りに行けるので、
それをいじって見てからボジ、ネガのどちらを主に使うか判断しようと思います。

実際にスキャンして見て、だんだんボジよりもネガの方が良いと感じています。






撮影再開と言う事で、昨日今日と撮ってきました、
が、
イメージ 1
これで撮ってきたので現像が上がるまでは載せられません。
モノクロなら自分で現像できるので、特急でやれば日付が変わる頃にはどうにかなるのですが、
今回はカラーフィルムなので外注です。

昨日はポジ・プロビア100Fを1本、今日はネガ・フジC200で一本、
共にプラナー50/1.4ZFとディスタゴン35/2ZFで撮りまして、果たしてどう出るか楽しみであります。

しかし、その前にフィルムからデジタルデータを起こすとどうなるか試してみました。
イメージ 2
ポジの方は過去にコスプレイヤーを撮るカメラマン、いわゆるカメコだった頃に撮ったものです。
ネガの方は2011の夏に久しぶりに1本撮ろうかとコミケで撮ったものです。

カメコ始めた頃はデジカメは数百万円の商用機でなければ使い物にならない、それでも300万画素程度でした。
なので皆、フィルムで撮っていました。

しかし、ネガだと数を撮るとプリントが溜まって嵩張ってくるし、
保管するにしても何がどう写っているかパット見分かりづらい。
それなら一対一で撮れ、じっくり光を見て露出を切る事が可能なのだから、
腕が磨けるポジフィルムで撮ろうかと。
後日プリントを渡す機会があれば、1番の出来のポジからダイレクトプリントで焼けば良い。
と言うわけで私は殆どポジで撮っておりました。

それでは先ずポジからデータに起こしてみましょう。

2002.11.4 ニコンF2フォトミックA Ai50/1.2S フジ・アスティア100
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単にスキャンしただけの状態です。
かなり温調に傾いていますが、この頃はウォームトーンの色調が好きで、
その上、変な影の出ない日陰や逆光で撮るのでどうしても被写体の色温度が上がる。
なのでケンコーのW4を常用していました。場合によってはそれにW2を重ねて効果を上げていました。

それによる露出倍数のせいで感度100が64や50になり、ポートレートなので露出計のトップを切って計り、
2/3段ほど開けて撮るので、余程条件が良くても1/125のF2.8位です。
レフは助手が必要で使えず、外付けフラッシュは下品に写るので使いたくない。
なので大口径レンズを開けて撮る事になります。

まぁ、この程度の温調なら有りと言えば有りなのですが、今の私の目にはやや温調に過ぎる
なので色温度を少し上げます。
イメージ 6
フィルターで色が付いているので、これ以上色温度を上げると
タングステンフィルムをデイライトで使ったような感じに青くなります。
この程度の温調なら丁度良い感じです。

しかし、原版がフィルムだとデジタルに慣れた目にはどうしても粒子が目立ちすぎます。
粒状感を生かす表現なら別ですが、そういうときにはそういう撮り方や現像をします。
そういう表現を目的に撮った訳ではないのでノイズリダクションをかけます。
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だいぶ滑らかになりました。
やはり原版がポジフィルムなので立体感は損なわれていません。
最近は良くなったようですが、雑誌のグラビア等がデジに切り替わった時、
その書割じみた画質に呆れたものです。
尤も、フィルム末期のグラビア撮影では6×45のポジが主流で、人によっては6×7を使っていました。
それに対して当時のフラッグシップ機と言えども
600万画素程度で諧調に乏しい代物ではとても敵わないのは当然ですが。

しかし、ポジをスキャンするとやや諧調が失われ、どうしてもコントラストが上がります。
4色分解製版のようにはいかんです。
原版をルーペで見ると飛び出してくるばかりの立体感、生々しさです。
まぁ、一番の原因はスキャナが安物のせいなのですが・・・・

それにしても10年以上経っても殆ど退色してないとは、今のポジは随分丈夫なものです。
コダクローム程では無いかもしれませんが、少なくともネガよりは強いです。

さて次はネガから起こしてみましょう。

2011.8.13? ニコンF2アイレベル? ディスタゴン35/2ZF? コニカセンチュリア200
(日付はラボの袋から推定、機材はうろ覚え、フィルム銘柄のみ確定)見ての通りネガです。
ボジモードでスキャンです。
イメージ 8
今使っているフォトショップエレメンツ3ではネガフィルムからの反転機能はありません。
なのでスキャナのネガモードでスキャンします。
イメージ 9
スキャンしただけで何もしてない状態です。予想外に良い感じです。
あまりこだわらない人ならこれで十分かもしれませんが、私はこだわるので手を加えます。イメージ 3
色温度を若干下げ、色合いで僅かにマゼンタに転ばせ、レベル補正で明るくした上でコントラストを上げ、
服の糸屑やネガ傷をスタンプツールで消します。
やっぱりフィルム粒子によるノイズが目立つのでノイズリダクションをかけます。
イメージ 4
まぁ悪くない感じです。ボジ程ではないにしろ、なかなかの立体感、生命感です。
この点が滑らかで精細でもデジタルがフィルムに敵わないところです。

ボジとネガ。
比べてみるとカッコいいのはポジ、ナチュラルなのはネガという感じです。
自分撮りしたのが現像から上がったらどっちで行くか。

でもなぁ、圧倒的に安いのはネガなんだよなぁ、今回使ったフジC200、レモン社で\350だったし・・・
しかしポジのカッコいい仕上がりと画像の耐久性も捨てがたいし・・・・

ここでカメコの時の昔話をもひとつ。
ポジで本格的に始めた頃はキヤノンAE-1とNFD50/1.4の一本勝負だったなあ。
他のカメコのEOS-1VとかF5にでかいズームとゴツイ外付けフラッシュが眩しく映ったなぁ。
ああいう報道カメラマンみたいな凄いので無いとダメなのかなぁって。
やっぱり35-135ズームとかでマルチに対応出来ないと駄目かなぁって。

今になって見ればそれこそ報道カメラマンの装備で、
要は、とにかく真正面からフラッシュで強い光を当ててただ鮮明に写っていれば良いというものです。

記者会見で頭を下げる不祥事社長や鑑識が事故現場で死体を撮るやり方と同じです。
そんなものに一瞬でも引け目を感じて憧れた自分が馬鹿だったです。
当時はフィルムでネットも普及していなく、そういった人達がどういう写真を撮っているか、
プリントの現物を見なければ分からなく、関係者でなければ見られなかったせいもあります。

今はネットで上げられているのを見て、「おぃおぃこれで専属かよ」と思うほどの出来が多く、
私の買被りの悪癖をどうにかしないとこの先、生きるのは危険だと思った次第であります。

まぁ偉そうな事を書いていますが、ポジでキッチリ撮れてモノクロ暗室が出来るという担保があってこそです。

以前、井の頭公園で消防を退職し、F6振り回して写真趣味だと威張り腐ったオヤジが
コダクロームの消滅は痛いとかポジしか使ってないような事をうそぶいまして、そいつのフィルム確認窓を見ると
「コダックゴールド」、カラーネガです。
おぃおぃ、今まで散々吹かした話は何だったんだヨ、大笑いさせて頂きました。

しかし、まぁ、街中で三脚おっ立て女装コスプレて自分撮りしてるような奴が、
このレベルの写真撮ってるとは世間は思わんよな。

しかし現実です。












と、いうわけで再開です。
最高気温が25度湿度が30%台に落ちてくれたので今年は10月に入る前に始められました。

2013.9.27 千代田区 千鳥ヶ淵
イメージ 1
2ヶ月も休むとポーズや位置取りの勘が鈍ります。
フィルムで撮る前にデジタルでリハビリです。
イメージ 2
上手い表情や、
綺麗に見える角度とか
そういったコツを
再び呼び覚まさないと
いけません。
































イメージ 3殆ど冬服仕立てで作ったのでまだ日中は暑いです。
でも
汗だくになる訳ではないので
日陰なら何とかなります。

ケープと飾緒を付けて
フルセットなのですが、
ケープは合皮で作ったので
やっぱりまだ暑い

飾緒も前に留めるボタンが
ケープに付いてるので
服本体だけだと装着できない

それは
もっと涼しくなってからの
楽しみにしておきましょう。



















イメージ 4ケープ無しの略装だと
なんかザフトの
赤服みたいな感じです。

まぁそれはそれで
悪くないです。































イメージ 5夏季休止のあと
再開するに当たって
自分自身が
劣化してやしないかという
不安がありました。

今回撮ってみて
殆ど分からないくらいなので
ほっとしました。

夏の大汗かきと
戦時中同然の食生活と
運動で維持できてるようです

若さにかまけて
調子に乗っていると
遺産を浪費して
食い潰しているようなもので
30を半ば過ぎて
40に差し掛かると
一気にガタが来ます。
酷い奴は
糖尿をやらかします。
世の中、朝比奈隆のように
90過ぎまで現役で指揮棒を
振っていた人も居れば
とある知人だった奴のように
40前半で糖尿の壊疽で足を
切り捨てる奴もいる。

年寄りを見れば見るほど
何でこう人によって
物凄い違いが出るのか
戦慄すら覚えます。



イメージ 6
現実に50代なのに30代にしか見えない医者もいるし、80過ぎてもトップモデルでちゃんと絵になる人もいる。
そのような人達が現実にいると思うと、節制と努力は偉大なものです。

イメージ 7
まぁ、麦飯に納豆、野菜小魚、サイクリングで済むのですからアンチエイジングなど安いものです。
好きなもの鱈腹食って食費と病院代はたいて、
トドの様な醜い身体を引きずって生きるってえのはちょっと願い下げです。




3ヶ月も色々と作り続けていると流石に疲れます。
ぼんやりとデザインは浮かぶものの、もう今のところはこれ以上は作る意欲が湧きません。

完成しました。
イメージ 1
切り返しとダブルカフスの上端をシルバーパイピングで飾ったのでえらい手間がかかりました。
少しあまって他に使い道も無いし捨てるのも何なので、肩の縫い目も飾ってみました。
で、実際に着ると袖山が上に突き出すように型紙をいじって、ガッチリした袖山布を仕込んであります。

しかし途中で端処理用に\100ショップの安物糸を使ったのが良くなかった。
同じ#50であるものの僅かに太い感じで滑りも悪い。
お陰でミシンの糸調整が狂ってしまってジャムの連続で再調整にえらい手間取りました。
もっとも、オークションで入手した\2000の中古品なのでそのせいもありましょう。
最新の機種ならそれくらいは自動調整の範囲でやってくれるかも知れませんが。
お陰でミシンの構造と故障排除に詳しくなれました。

しかし出来上がってみるとしっかりした生地でしっかり作ったので重い。殆どコートです。
どうも東独軍の軍服のしっかりした作りが頭にあるので、民生品のスーツすら柔らく感じ、
カッチリとした仕上げでないと気が済みません。
特にこういう制服っぽいデザインは硬いくらいで丁度良いと思います。

今回は予算、使いやすさ等を考えてポリエステルツイルで作ったので、
何処にでも仕付け糸や待ち針が使え、作りやすく、ミリミリと比較的キッチリ作ることが出来ました。
合皮・エナメルだとミシンの滑り以上にどうしても針穴が目立ちやすいので、
仕付け糸や待ち針の使えるところが限られるので、辛いものがあります。

ネクタイ代わりのリボンが無いので1mほど適当なものを買ってこなければ。
おかしいな、自分で結ぶ形式のリボンタイが有ったはずなんだが捨ててしまったらしい。
ちょっとしたレア系のアクセサリーは取っとかないとダメだな・・・・・

色々たっぷり時間がかかったのでお陰で製作中は色々と聴きまくりです。
イメージ 2
シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン、ツェムリンスキー弦楽四重奏集  ラサールカルテット
トビュッシー、ラヴェル管弦楽集  マルティノン、フランス国立放送管弦楽団・パリ管弦楽団
ドビュッシー、牧神の午後への前奏曲 
バルトーク、弦、管楽器、チェレスタのための音楽
ストラヴィンスキー、ミューズを率いるアポロ
ムラヴィンスキー、レニングラードフィル

ここのところ近現代の方に行ってまして、ショスタコーヴィチだけでは飽き足らなくなってきました。
こういう自由な発想で、しかし自分で決めた法則に従い新しい響きを生み出すという
破壊的かつ創造的な作品には伸び代が感じられ、ある種の開放感があります。
この手の音楽が分からん人にはとてつもない重圧の拷問ですが。

ショスタコーヴィチの音楽を基本に聴くと、
新ヴィーン学派の弦楽四重奏曲はストレートに作りたいものを作っている粋な感じがします。

また、ラヴェル、ドビュッシーはものの分かる洒落た人達のためへの明るいユーモアといった感があります。
ショスタコーヴィチのように、党幹部の腹黒いだけが取り柄で文化民度の低劣な奴ら相手に、
ひねくれた陰気なユーモアを裏に忍び込ませたのとは反対の趣があります。
その陰気さ複雑さが冷酷で硬質な独特の美しさにつながってるのですが・・・

まぁドビュッシーとラヴェルを比べるとラヴェルの方が派手で明るい感じがして好みです。
ドビュッシーは管弦楽よりもピアノ曲の方が良い感じです。
「子供の領分」とか「映像」とかピアノの方が繊細な鋭さがあって、
他人がオーケストレーションしたものは無理矢理感があってイマイチな感じです。
それにしてもマルティノンはフランス物にかけてはプロ中のプロ、軽妙洒脱でいかにも「フランス」って感じです。

ムラヴィンスキーのは安く売っていたので「牧神」目当てで買ってみました。
ムラヴィンスキーがどう演るのか興味がありまして。
結果は「当たり」でした。
重くてくぐもった感じはまるでなくキッチリ端正な演奏でかつふくよかな雰囲気があります。
流石ムラヴィンスキー、レニングラードフィルです。
考えてみればレニングラードはロシア革命まで帝政ロシアの首都ペトログラードであり、
皇帝を初め貴族たちはロシア語など農奴の言葉として使わず、
フランス語を話すほどフランスにかぶれていた訳なのでその残り香があるのかもしれません。

バルトークの「弦チェレ」は初めて聴いたのですが、とても良いです。
ムラヴィンスキーの演奏はショスタコーヴィチっぽい感じなのですぐに馴染めました。
特に第2楽章、何かなじみがあると思ったら元ネタはこれでした。
ほかにもライナーやショルティーのも聴いてみたいものです。

ストラヴィンスキーの「アポロ」も悪くないですが、
曲自体が「春の祭典」「管楽器のための交響曲」に比べると分かりやすい分、濃さが足りないように思えます。

もうだいぶ涼しくなってきたのでボチボチ撮影を再開する事にします。
イメージ 3
これまではとにかく良く撮れた自己写真が欲しくて、
デジタルで餓鬼のように枚数を撮りまくって取捨選択していたのですが
慣れてくると、そう枚数を撮らなくても「当たり」が増えてきます。
だいだい6枚に1枚は良い感じです。
1スリーブに1枚の当たりならフィルムで撮ってもポトレの場合そんなものなので
多少金がかかってもきちっと物体として残るフィルムで少しは撮ろうかと。
やたらと他の事そっちのけで外出の大半を撮影に費やすのも飽きてきたのもあります。
なんか最近2番3番煎じの感もしていたので。
それにデジタルでキッチリ撮れても、当たり前で誰でも出来るの事なので大した価値が有りません。

フィルムの方がツアイスだライツだののレンズの味が生かせるし、
ズミルックスやプラナーの50㎜で自分を本式に撮りたいという思いがあります。
それに機材を思いっきり小さく軽く出来る。
ライカⅢfにソビエトのツアイスコピーの50/2と35/2.8ならえらいコンパクトでフルサイズ写りも申し分ない。
オークションで安く手に入れる他はヨドやビックで安くて手に入り易いベルビア系のフィルムを使うので
戦前設計のやや発色の鈍いレンズと相殺しあって丁度良くなるでしょう。

しかし、ネガを使うとそのまま「写真」にならないので外注でプリントするか、
スキャンして反転、レタッチでいい感じに仕上げるのは手間という話です。1度は試してみますが・・・
ポシ゜ならそんな手間も無い。高価い現像代もネットで安い店があるし。

ポシ゜露出は日陰ないしレンブラントライトで露出計のトップを切ってプラス0.5段で大丈夫でしょう。
露出が0.3~1段は喰われるLBフィルターも要らないな。
フォトコンに出すわけでなし、プリントにしろレタッチにしろその段階で色温度や露出を多少はいじれるし。

それにしてもポシ゜の標準感度は100か・・・自分撮りだと絞るから
1番明るく条件の良い晴天正午の日陰で、ポトレ露出ならf6.3の1/15くらいかな。
まぁ50㎜より長い玉は使わんし深度的に大丈夫でしょう。
とりあえずデジタルで撮影の勘を取り戻してからボチボチフィルムも始めましょうか。 

まだ後1回は残暑のぶり返しがありそうです。
でも今年は夏の空き時間に服が作れたので割りと有意義に時間が使えました。

やっぱり10月の声を聞かないとダメですね。
でもすぐ冬だ。
今年も秋は去年のように実質2週間くらいしか無いのだろうか・・・・










ここのところ更新が無いのは、服作りの方にかかりきりのためです
イメージ 1
だいぶ組み上がって来ました。
切り返しの縁は銀のパイピングで飾ろうと思います。
設定から外れますが、作るのも着るのも私です。そういうのが私が欲するので仕方ありません。
難癖つける原理主義者が居ることがありますが、クライアントでもスポンサーでもないのに何言ってやがるです。
文句があるならパトロンになってから言えって感じです。

それはともかく、たかがパイピングバイアスを挟むだけでえらい手間です。
仮縫いしてミシンでガーッとやると、はみ出したり被ったりしがちで
そうなるとやり直すのもガッチリ縫われてしまうので解くのが一苦労です。
資材も相当痛んで復旧不能の場合があります。

なので少し荒い縫い目で寸法通り手で縫って、
仕上げのダブルステッチに縫い目が曲がらないように慎重にミシンをかけます。

丁寧にやることに越した事はありません。
細部の積み重ねが全体の仕上がりにつながります。

で、この服は前身頃サイドの切り替えしがやたらと多いので大変です。
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このままでも良いといえば良いのですが、自分としては不満です。
薄い生地なら縫い目をアイロンで割るだけでピシッとなるのですが、
ポリエステルツイルで接着芯を貼っているので合皮に近い腰があります。
イメージ 3
なのでアイロンで割ったくらいで落ち着いてくれません。それにどうしても表地に跡が付きます。

そこで縫い代を縫い付ける事にします。
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ピシッとした感じになりました。変にフニャ付いているよりこちらの方が好みです。
因みに袖の取り付け部にも伸び止補強テープを貼ってあります。
せっかく作るならガチで行きたいです。
半端な手抜き品を作るのは時間と資材、資金の無駄の上、技術が身に付きません。

今回の新機軸の点は、この切り返しとダブルカフスくらいなのでだいぶ作るのが楽です。
何とか来週くらいまでには仕上げたいです、でないと絶好の季節なのに撮影に出掛けられない・・・

話は変わって缶詰です。
イメージ 5
1個\88です。
それは良いのですが、特に水煮の方がTVでダイエット食として紹介されたとかで、安いせいもあり品切れです。今回は偶然手に入りました。
震災以後、賃金が入った後、米や味噌、この手のものを自分にとっての1か月分をまとめて買うのに、
TVに踊らされる馬鹿のせいで実に良い迷惑です。

以下、愚痴です。

下剤じゃあるまいに食っただけでやせるかよ1缶250kca以上lあるんだぞ、
痩せるらしい成分なんて気休めにしかならん。
いつもの油まみれのシーチキンをこれに置き換えるならまだ分かるが、
こういうのに飛びつく奴はそうじゃないからな。
白米、食パン、ジャンクフード、菓子、ジュースにこれを加えるわけだろ、やせるわけが無いむしろ太る。
あれから2ヶ月弱だ、そろそろ逆効果が出て太り始めてやめる頃だな。
今度は「冬場にアイスクリーム食べると身体を冷やすので体温を上げるためにカロリーを使うから
ダイエットになる!」とか垂れ流されたらサーティーワンに行列作るんだろうな。

痩せたけりゃ俺が97→72までやったように、
4食を2食にし、それも糖尿患者の食べる物の様にした上で
常に腹をすかせて動き回らなきゃ痩せる訳ねーべ。
食べながら痩せたいってんなら鯖缶以前に、土木工事やスポーツジムに通えってんだよ。

減量にマジカルポーションなどねーよ、食った以上に動くだけだよ、小学生の算数だよ。
その道理が分からんから、あんなハイカロリーの鯖缶に飛びついて逆に太るんだよマッタク・・・・・





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